ひめごと作文レンダラー

ないしょの作文を、原稿用紙にそっと写す(無料・登録不要)

お題テキストを貼り付けると、ピンク基調の原稿用紙レイアウトでPDFに組版してダウンロードできる、R18創作者向けの無料ツール「ひめごと作文レンダラー」です。官能小説の同人誌入稿前の体裁確認や、公募の枚数換算に。罫線・禁則・ノンブルは本サービスの組版エンジンと同一経路で描画されます。

🔒 本文・タイトル・著者名は ブラウザ内だけで組版され、サーバーには送信されません。 PDF はあなたの端末で生成されます。
8 / 100,000 字

フォントサイズは 20字×20行の升目から自動算出されます(FR-30 原稿用紙プリセット)。

ひめごとを書く人の使いどころ

濡れ場のテンポを升目で点検

描写が連続するシーンほど一文が長くなりがち。原稿用紙に落とすと、息継ぎの間や畳みかけのリズムを客観視できます。

官能小説の枚数換算

公募・即売会向けに「原稿用紙○○枚相当」をマス目で把握し、清書前に分量を調整できます。

手書き清書の割り付け下書き

升目に割り付けた状態で印刷し、手書き原稿の下書きとして使えます。

もっと自由な組版で本にするなら

本サービスにログインすると、epub・段組PDF・文庫判・表紙ページ付きなど、頒布を見据えた多形式の組版ダウンロードが利用できます。年齢確認済みのR18ドメインで、ひめごとを一冊にまとめる作業まで一気通貫です。

無料で始める

よくある質問

ルビ(ふりがな)は反映されますか?
対応しています。なろう記法(|漢字《ルビ》)で書かれた箇所は、ふりがなを本文の上(縦書きでは行の右側)に小さく組んで出力します。原稿用紙モードでも升目の右側にルビを配置します。
書いた本文は誰かに見られませんか?
本文・タイトル・著者名はすべてブラウザ内で組版され、サーバーには一切送信されません。生成された PDF はあなたの端末でのみ作られます。
なぜフォームに最初から文字が入っているのですか?
書き出しの一筆として「せんせいあのね、」を初期値に置いています。不要なら消して、ご自身の本文を貼り付けてください。

めくる指のために——R18小説と紙の書物が交わす官能

頁の終わりが必ず訪れる紙の書物の条件を、升目の上でどう先取りできるのか、めくる指のことまで考えてみる一篇です。

横書きの画面は、切れ目のない一枚の長い巻物です。指はスクロールを送り、文章はどこまでも続きます。紙の書物は違います。どんな判型で組まれても頁は必ずどこかで尽き、読み手はめくるという動作を差し挟み、そのわずかな一瞬、物語から手元の紙へと意識が戻ります。この中断は読書の欠陥ではありません。書物という形式が長い時間をかけて磨き上げてきた、リズムの部品です。そして二十字×二十行の原稿用紙は、切れ目なく流れる画面の文章に、この中断を書き手の側からもう一度持ち込んでみるための道具になります。

頁の最後の行には、独特の力が宿ります。文の途中で頁が尽きれば、読み手は続きを求めて指を急がせ、場面の終わりと頁の終わりが重なれば、めくるまでの一呼吸がそのまま余韻になります。書き手が意図していなくても、本の改ページは本文に切れ目を刻んでいます。ただし、その切れ目が正確にどこへ落ちるかは判型と組版が決めることで、書き手には選べません。原稿用紙の四百字ごとの区切りは、未来の本の切れ目を言い当てる予言ではなく、思いがけない位置で断ち切られたとき自分の文章に何が起きるかを、刊行より先に試してみる実験のほうに近いのです。

日本の出版史に目を移すと、性を扱う書物は古くから、紙の形式と分かちがたく結びついてきました。江戸期に艶本や春本と呼ばれた書物群には、挿絵と本文が同じ見開きに同居する造本が多く見られます。文章だけで感覚を運ぶのではなく、頁を開く手つき、見開き全体の構図、絵と文字の呼応までが、一つの体験として設計されています。そうした造本の思想は、性を描く文章が読み手の身体の側の体験と切り離せないことを、ずいぶん早くから知っていたように思われます。

濃密な場面ほど、一文は長くなりがちです。感覚の連なりを途切れさせまいとして、読点でつなぎ、修飾を重ねる。その息の長い文を縦書きの短い行に流し込むと、一文が何行にもわたって縦に降りていき、紙面の上で自分の文の長さが露わになります。畳みかけたかったのか、引き延ばしたかったのか。行数という尺度は、意図と結果のずれを静かに教えてくれます。描写の中身に立ち入らなくても、リズムの設計だけは紙面から読み取れるのです。

四百字一枚という単位は、場面を測る物差しとしても使えます。ひとつの場面が立ち上がってから果てるまでが何枚に伸び、緊張の持続する箇所では升目がどれだけ詰まり、息を抜く箇所でどれだけ白が増えるのか。枚数を数える作業は、分量の確認であると同時に、緊張と緩和がどんな間隔で並んでいるかを確かめる構成の下見でもあります。そして升目の区切りが機械的で、こちらの意図を汲まないことは、欠点ではありません。意図しない位置に落ちてくる切れ目だけが、中断に耐える箇所と、中断で失速する箇所との違いを、書き手に教えてくれるからです。

もちろん、原稿用紙の頁の切れ目が、そのまま刊行された本の切れ目になるわけではありません。判型が変われば、めくりの位置はすべてずれます。それでも変わらないことがひとつだけあります。読み手の指は、どこかで必ず動くという事実です。升目の上で確かめられるのは切れ目の正確な位置ではなく、自分の文章が中断に耐える箇所と耐えない箇所の分布のほうです。感覚のいちばん近くで読まれる文章にとって、どこで途切れても熱の逃げない書き方を探しておくことは、中身を磨くのとは別の系統に属する技術です。艶本の造本が早くから知っていたとおり、読むことは、指の関与する身体の営みなのですから。

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